Planning

企画概要

 

この展覧会では、ヨーロッパの作家たちと日本の作家たちとの交流をはかり、文化・芸術を推進し、次世代の若者や子どもたちに現代のアートを伝え、共に学ぶものです。

今回の企画は、地球の子宮とも言われる、阿蘇という火山に地球の起源を連想し、シンボルとすることで、世界中の火山をテーマとしたアーティスト達と連がる展覧会を実現しようというものです。

 この展覧会の発端は2009年に実施した「新しい地球を捜して」(Looking for New Earth)展の実施です。そこでのテーマは100年前のイタリア未来派の活動に現代社会の類似を見出しました。世界的な経済不況、伝染病や戦争の予感であり、自動装置化した社会環境などです。その後あらためて新しい地球探しのひとつを私たちの足元に見出しました。それは熊本県が世界に誇る、世界最大級と言われる阿蘇のカルデラです。このロケーションを背景に世界のアーティスト達とのコラボレーションを実現し、NPO阿蘇フォークスクールの人たちと共同しながら創り上げるグローカル(グローバルでありながらローカルである)な文化づくりを実施します。

 現代は、人間自体が汎宇宙・汎自然の一生命体であることを忘れ、地球環境の破壊などから様々な異常気象等にさらされています。また人は、擬似的な情報操作・環境により本来的な現実感を喪失した環境を作っています。その相克は資本主義経済原理の破綻などにも及んでいるでしょう。

 今展覧会を通して、熊本県または中南九州に於いて文化の交流・発言を通し世界に発信することで、この展覧会は芸術の力による意識改革を呼びかける礎となるでしょう。地球の環境と文化を融合するための一歩かも知れません。また人工的な社会システムの行き詰まりに対する芸術領域からの警鐘であり、運動であります。